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zoom RSS 木の名前の由来-イチョウ(銀杏・公孫樹)

<<   作成日時 : 2007/08/19 09:26   >>

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『木の名前の由来-イチョウ(銀杏・公孫樹)』

第2時世界大戦後の一面に焼け野原になってしまった東京で、一番始めに芽吹いた木として東京のかたは、特になじみ深い木がイチョウではないでしょうか?

その強さというと、樹高40mにもなる成長力と公害や病気虫にも強い。
大きく成長したものが皆さんの近くのお寺などにあるでしょう。

その強さの秘密は?というと、イチョウは1科1属1種で木のグループで1人ぼっちなんです。
一人ならグループ分けしないでもよいのでは?
と思いますが、昔は何種類もの仲間が世界じゅうにいたことが化石から判明しています。

その仲間達は、ジュラ紀(約1億9千年前)(※1)に繁栄しましたが、同じイチョウ科/イチョウ属で、中国のみに生き残ったイチョウだけが唯一現在は存在するといわれています。

イチョウは植物学的にも貴重な存在で、「生きた化石」とも言われるのはこのためなんですね。

だから、何億年も生き続けたイチョウにしてみれば、焼け野原になろうと蚊に刺された程度なんですたぶん。
火に強い性質があるため、江戸時代の火除け地に多く植えられたほどです。

「金色の 小さき鳥のかたちして 銀杏(イチョウ)散るなり 夕日の岡に」  
      与謝野晶子(よさのあきこ)(※2)
の歌にあるように、美しい。
夕暮れで風に吹かれてヒラヒラしているイチョウがまるで小鳥のように見えるという意味ですが、特に秋の紅葉ではなくて、黄葉のもまた綺麗なんですが、琉球列島の南西諸島では温暖なため黄変しないそうです。
画像

名前の由来は、葉が鴨(かも)の足に似ている事から、中国名の一つである「鴨脚(オウキャク)」の中国の宋時代の音読み"ヤーチャオ"が訛ったとされる説が現在有力となっています。

あと、漢字でイチョウを「公孫樹」と書くのは、生長も早く寿命も長いが、実がなるまでも長く、公孫樹は孫の代までかかる木といいう意味です。
イチョウを「銀杏」と書いても伝わりますが、ギンナンと区別できないので、紛らわしいですよね。

突然ですが、ここで問題です。
イチョウの葉っぱは扇形なのは皆さんご存知だと思いますが、針葉樹(※3)か?広葉樹(※4)?どちらだと思いますか?
答えは、葉の形から広葉樹と考えられがちですが・・・
分類上は針葉樹なのだそうです。

葉の切れ込みの数や深さには異変があえり成木(なりぼく)では切れ込みがない葉が多く、若木や強く剪定した場合や生長に勢いがある枝(徒長枝(とちょうし))では、深い切れ込みがある葉が見られる。
変種として葉が円筒状になるラッパイチョウたるものも数が非常に少ないですが存在します。

とにかくイチョウは不思議な木でありますが、老木や大木は、時に乳といわれる木根(※5)の一種ができることがある。
飛騨国分寺の大イチョウでは昔から「乳イチョウ」とも呼ばれ、乳の出ない母親がここでお参りをするとにより乳がよく出るといわれているそうです。

材については、碁(ご)盤や将棋盤やまな板が有名です。
特に、イチョウのまな板は材には独特の匂いがあるが、高級品として利用されます。
イチョウにはフラボノイド(※6)が含まれ、抗菌性があり臭いが残りにくく、また油分を保有しているのでいつもさらっとした手触り、その上材質も硬すぎず柔らかすぎずと、まな板にはもってこい。


■日本一のイチョウの巨樹 「北金ヶ沢のイチョウ 」
 所在地:青森県西津軽郡深浦町塩見形356
 幹周りの22m、樹齢1000年、樹高40m
  深浦町観光協会
  
飛騨国分寺 大イチョウ 

■ラッパイチョウ
 宇津貫熊野神社
 東京都八王子市宇津貫町

■有名な並木道 (街路樹)
・東京の明治神宮外苑・大阪御堂筋の並木道


(※1)ジュラ紀
中生代を3分した場合の中期の地質時代名。2億0800万年前〜1億4600万年前まで
を表す。フランス東部、スイスとの国境に沿い、北東から南西に伸びるジュラ山脈に由来。

(※2)与謝野晶子(よさのあきこ)1878-1942
歌人。堺市生まれ。新誌社に加わり、雑誌「明星」で活躍。歌集「みだれ髪」、「佐保姫」「春泥集」「新訳源氏物語」など

(※3)針葉樹(しんようじゅ)
裸子植物の一群。マツ科、スギ科、ヒノキ科、イチイ科、イヌガヤ科などを含む。葉は普通常緑で針状または鱗(うろこ)状。まれに落葉樹もある。北半球に広大な樹林をなす。

(※4)広葉樹(こうようじゅ)
広く平たい葉を持つ木。双子葉類に一般的。常緑性と落葉性があり、熱帯から温帯に分布。

(※5)気根(きこん)
空気中に出る根で、機能は植物により違う。トウモロコシは支柱、タコノキは呼吸、ヘゴは保水など。

(※6)フラボノイド
植物界に広く分布する色素化合物(環状有機化合物)の総称。天然色素。
ポリフェノールを分類した際の1つで、重要な成分。
お茶に含まれるカテキンなどもフラボノイドの一種である
イチョウ葉に含まれるフラボノイドには、二つのフラボノイドが重なった(二重フラボン)が特有の成分として、六種類も含まれている。








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