|
『木の名前の由来 マテバシイ(全手葉椎/馬刀葉椎)』 ブナ科マテバシイ属 どんぐりコロコロ♪の時期です。 どんぐりの種類もいろいろありますが、中でも大きくて多く取れるのが、頑丈なため古くから公園や街路樹に植えら日本固有の種であるマテバシイでしょう。 このマテバシイ葉は互生し、ブナ科の常緑樹の中で最も大きな葉をもち15cm以上になることも。 6月頃に黄褐色の小さい花をつけ、生臭い独特のにおいがします。 そして、どんぐり(実)は翌年の秋に熟し3cm近くになるというわけですが、このどんぐりはコマとして子供の玩具としてだけでなく、生でも食べられます。 どんぐりも食べられるものと食べられないものとがありますので気をつけて下さい。 しかし、毒があるというわけでなく他のどんぐりは食べにくいだけ。 っと言いますか、他のどんぐりはタンニンが含まれており、渋くてまずい。 一番美味しいのはシイ類(スダジイ、ツブラジイ)の実ですが、このマテバシイのどんぐりもわりと食べられるため、救荒食として各地に植栽されました。 もっとも、縄文時代では貴重の食料源となっていたようです。 それもそのはず、このマテバシイのどんぐりは大量に取れるのです。 ちなみに、幹周り50cmほどのマテバシイの木で4000〜5000個のどんぐりがなるそうです。 狩で男たちが失敗して家に帰ってきた時は、このマテバシイが夕飯だったかもしれません(笑) しかし・・・生ではちょっと っという方は、フライパンなどで煎ると良いでしょう。その方が食べやすいです。 その他の調理としては、アルミ箔で包んで焚き火の中へ入れれば「焼きどんぐり」のできあがり。 一度、茹でたものを皮をむいて、ごはんと一緒に炊くと「どんぐりご飯」も楽しめます。 要領は栗ご飯と同じです。 変わりだねとして、長崎県松浦市鷹島では、マテバシイを原料にした焼酎が「まて焼酎 」その名も「鷹島」として製造されています。 本題の名前の由来は、マテバシイのシイとは「椎(シイ)」とは、実が自然に落下して木の下にあることから、「下」=「シ」と「実」=「ヒ」が合体した名前が「シヒ」→「シイ」となったようです。 マテの意味は、実(どんくり)がマテ貝の形に似ることが定番と言われていますが、こちらも諸説あり実際は不明な所があります。 他にも、九州地方ではツブラジイ、スダジイとくらべて大味なので・・・ 「待てばやがておいしいシイの実になる」からマテバシイという説もあります。 少し洒落が効き過ぎてる気もしますが・・・。 こちらの方が覚えやすいのは確かです(笑) 別名のサツマジイは薩摩国(鹿児島県)産のシイという意味からとされています。 その他地方によりマテジイ、マタジイ、マテガシなどの呼び名もあります。 私の憶測で話すと、マテジイは、マテバシイの短縮系で、そのなまったのがマタジイと予想できます。 マテガシとは? マテバシイはブナ科でもシイ類(スダジイ、ツブラジイ)よりも、カシ類(アラカシ、シラカシなど)に近似しているからでしょう。 また、材質もシイ類より堅くて強いので、薪炭材として優れ、農具の柄その他の器具材となるほか、シイタケの「ほだ木」や床柱に使われたりもします。 樹皮は染料に用い用途の多い木です。 その他の用途としては、千葉では浅草海苔の【※1】ヒビとして干潟に立て使用されていたそうです。 今は海苔栽培に網を用いるが、以前はマテバシイの枝に海苔を付着させて栽培していたのです。 植木としても、耐潮性、耐乾燥性、耐病虫、公害にも強く、移植も容易で、刈り込みにも耐えるので重宝します。 --今回の用語集-- 【※1】ヒビ 海苔やカキなどの養殖で、胞子・胚子を付着させるため、海中の干潟に立てる枝付の竹、粗朶(そだ)、網の類。もともとは枝付の竹などを並べて、1方向に口をあけ、魚がいったん入ればでられないようにした装置。 |
| << 前記事(2007/11/04) | トップへ | 後記事(2007/12/01)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|
| << 前記事(2007/11/04) | トップへ | 後記事(2007/12/01)>> |