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zoom RSS ナツツバキ(夏椿)ヒメシャラ(姫沙羅)- 木の名前の由来

<<   作成日時 : 2008/05/22 09:07   >>

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『ナツツバキ(夏椿)ヒメシャラ(姫沙羅)- 木の名前の由来』
                          
                         ツバキ科ナツツバキ属

 梅雨の季節の花といえば、アジサイとこのナツツバキ(シャラ)なんかも風情があってよいですよね〜。

どちらかといえば、女性よりもロマンチストな男性のファンの方が少し多いような気がします。

一日で花が散って(落ちて)しまうはかなさや、花が落ちたら花のじゅうたんを想像してしまいます。(できたら杉苔の上に花が落ちるのが綺麗)

この木は名前で混乱する人も多いようです。
お客さんの家に言っても「ナツツバキ」というよりも「シャラ」と言った方が通じやすい時があります。
というのが、年配の人は「ナツツバキ」と言いますが、最近の若い人は「シャラ」や「シャラノキ」と言うのが普通で、ガーデニング雑誌などの影響もあるようですが、植木屋さんや園芸店でも「シャラ」という名の方が売れるからかもしれません?

うちのお客様でも、こんなことがありました。
  私:「ナツツバキは梅雨の頃花が咲いてお勧めですよ。」
お客様:「ツバキはねー。この本にシャラの木って載ってるんだけど・・・」
    「このシャラの木もいいなー。」
  私:「同じ木なんですよー。」
お客様:「そうなんだ〜」

ということで、今回はややこしい!ナツツバキとシャラの由来の違いのお話。


■ナツツバキ(夏椿)とは
ナツツバキの名前の由来は、簡単です。
夏にツバキのような花を咲かせることからこの名が付きました。
科もツバキ科になりますが属がナツツバキ属になり性質も少し違います。
ツバキは光沢のある葉をつけ、冬も落葉せずつやつやしているが、ナツツバキは落葉樹で、冬には全ての葉を落とします。

■別名シャラ(沙羅)シャラノキ(沙羅木)とは
シャラの由来は、インドの沙羅双樹(サラソウジュ)とナツツバキを日本人が間違えたことに由来します。
やがて変化し・・・
沙羅双樹→サラノキ→シャラノキ→シャラ
となったようです。

平家物語の始まりでは「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色・・」と書いていることから、ナツツバキは寺の敷地内にも沙羅双樹とし、この時代には植えられていたことになります。

沙羅双樹(サラソウジュ)とは、ヒマラヤのふもとからインドの中西部に分布する高木で、ナツツバキ(ツバキ科)とは別種(フタバガキ科)です。
三大霊樹の一つとされ、仏教上の聖木で、お釈迦様が亡くなる時、「形あるものは必ずこわれ、生あるものは死ななければならない」と説き、この木の下でなくなったとされています。

日本では、ナツツバキと一緒でハクウンボクも娑羅双樹として寺院などに植えられるよですが、なぜ、見た目も違う木を間違えるのか疑問が残ります。
共通するのは花期(6月)と花色が白ということぐらい。

仏教伝来から考えると中国の影響を考えるのが普通ですが、中国ではトチノキの仲間が娑羅樹と呼ばれていているようです、この木もナツツバキには似てない。
単なる、日本人の知ったかぶり?だったのでしょうか?

■第三の別名?
ナツツバキは樹皮がまだらにはがれ、橙色、茶色、灰色などが入り混じった幹も美しいです。カリンやサルスベリなどを想像してもらえるとわかりやすいでしょう。
なにをかくそう、このナツツバキの樹皮は表面もつるつるして、猿もすべることから「サルスベリ」という別名もあるのです。

そうです、サルスベリ(百日紅)と同じ名前の別名をもつややこしい木なんです。
この別名が使われるのは岡山県から広島県にかけての地方らしいですが・・・
忍者はっとり君風に言えば、「にんともかんとも」と言いたくなります。(笑)


■ヒメシャラ(姫沙羅)
                         ツバキ科ナツツバキ属
画像

シャラはナツツバキの別名でしたが、これより小さいことに由来します。
何が小さいかと言うと花や葉。

ナツツバキは5〜7センチと大きいのに対し、ヒメシャラは2センチほどの小さい花です。
樹皮もシャラに比べて橙色で美しくシラカバ、アオギリとともに、三大美幹木と呼ばれます。

樹皮は鱗片となって剥がれ落ちる。鱗片は堅く、表面がざらつくため、ヤスリの代わりになる。
ただ少し弱い木なんで、潮風や乾燥や寒さを嫌います。

■そのほかのシャラの仲間
ヒメシャラよりも少し花が大きい(4センチほど)「ヒコサンヒメシャラ」や栃木県、群馬県、神奈川県、静岡県、に分布する品種の「トウゴクヒメシャラ」というのもある。









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