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zoom RSS オリーブ -木の名前の由来

<<   作成日時 : 2008/06/16 08:05   >>

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オリーブ -木の名前の由来

モクセイ科オリーブ属

コニファー系の木は北欧スタイル、シマトネリコは南国スタイル、そしてこのオリーブは地中海スタイルとでもいいましょうか。

最近の洋風の庭には、落葉樹ばっかりになることが多い中、常緑樹の素材としてはコニファー系かシマトネリコかこのオリーブぐらいで、ましてやシンボルツリーとなると貴重な存在です。

オリーブは、海外では昔から、縁起の良い木とされ「平和の象徴」「力と勇気の象徴」花言葉はもちろん「平和」と、まさにシンボルツリーにはもってこい。
そのうえ樹形や葉が綺麗で、風にそよぎ、果実も食べれる。
ここ日本では栽培よりも庭木としての需要も増えているようです。

オリーブの起源は明らかではありませんが、地中海沿岸や北アフリカで発見された化石の地層の年代から推定して紀元前1万年頃にはすでに生育していたものと考えられ、栽培は小アジア(地中海の東の方の西アジア)からとされ、シリアからトルコを経てギリシャへ広まった。
紀元前3,000年頃にクレタ島(ギリシャ)で栽培していたとの記録もある。

つまり、ワインなどに利用されるブドウと並び人類が最も古くから利用した植物の一つと言えます。
特に古代、地中海沿岸地方での食料と言えばブドウとオリーブ。
この2つがなければ地中海沿岸地方が今のように発展したか疑問です。

現在のように地中海全域でオリーブが栽培されるようになったのは紀元前3世紀のローマ帝国で、食用、化粧品、灯火用などに利用するため貴族達がオリーブ農園を経営してからオリーブの栽培が盛んになった。
今でもイタリアでは勝手に伐採することが禁じられているなど、国をあげて大切に保護されている。
画像

日本へオリーブが初めてきたのは安土桃山時代。
当時キリスト教伝導のため来日したフランシスコ派のポルトガルの宣教師が木としてでなくオリーブオイルとして持ち込んだ。
当時の人は「ポルトガルの油」、またはのちに「ホルトの油」と呼んでいました。

ところで、ここで疑問が発生。
話は少し戻りますが、「ホルトの油」のことです。
ポルトガルの油なら理解できますが、「ホルトの油」って?思いません?
ホルトというのはポルトガルのなまりと言われています。
ホルトといえば、ホルトの木(ホルトノキ科)がありますが・・・。

実は、江戸時代の学者でエレキテルを発明したかの有名な平賀源内がホルトノキ(ホルトノキ科)とオリーブを間違えてしまったため付いた名前。
つまり、平賀源内はホルトノキ(ホルトノキ科)を見て「これが、オランダ(ポルトガル)で実がの油になる木に違いない」と思ったのでしょう。
ホルトノキと言うのはポルトガルの木という意味(なまり)で本来はオリーブに付けられ名前だったということです。
よくあるパターンです(笑)

なぜ間違えるのかと言うと、ホルトノキ(ホルトノキ科)の属名がギリシャ語でelaia(オリーブの木)+karpos(果実)に由来したことや、ホルトノキ(ホルトノキ科)の実がオリーブのに似ているからだと思います。

ついでに、もうひとつオリーブに関する間違いがあります。
オリーブを「橄欖(かんらん)」と呼ぶことがありますが、橄欖はカンラン科の常緑高木でオリーブとは別種。
これも、なぜ間違うのかと言うと・・・
オリーブに似た緑色を呈する鉱石オリビン(olivine)を和訳する際に、また誰かが間違えたのでしょう。
橄欖(カンラン科)の文字から「橄欖石(かんらんせき)」と名づけてしまったようです。

オリーブの樹木が苗木として日本に渡って来たのは江戸時代後期の文久年間(1861-64)。林同洞海(はやしどうかい)という医師が薬に利用するためフランスから苗木を横須賀とりよせたが育たなかったようです。

17年後に前田正名(まえだまさな)がやはりフランスから苗木を輸入して東京や神戸で育てた。3年目には実がなったが、その後は続けられなくなりやめてしまう。

3度目は明治41年に当時の農商務省がイワシやマグロの缶詰のオイルに使用する目的で三重、鹿児島、香川の三県で、アメリカから輸入した苗木を3県で試験植樹を行いました。
他県は全部失敗に終わりましたが、香川県の小豆島(しょうどしま)は努力のかいもあって順調に育ち、大正の初めには搾油が出来るほど実をつけるまでに成長。
今では、日本最大のオリーブの産地となり重要な産業として発展。
香川県の県花、県の木にはオリーブが指定されています。

ちなみに、さきどどお話した平賀源内博士も実は!!
何かの縁でしょう。
香川県出身であります(笑)

オリーブの名前の由来は実に簡単。
英名olive(オリブ)によります。
学名の「Olea europaea」は、「油質の」を意味するラテン語「oleosus」と「ヨーロッパの」を意味する「europaea」からきています。

また、オリーブオイルなんて言いますが、オイルという言葉はオリーブに由来するようです。
果実を搾るだけで作れるオリーブオイルは、人間が最初に手に入れたオイルだったようです。


開花期は5月〜7月、オリーブの花はキンモクセイの様な葉のわきから花序を出し、クリーム色の香りのある小さな花を多数つけます。
果樹は10月〜11月で若い果実は塩漬けにして食用に、熟した果実はオリーブオイルを採取することが多い。

実を楽しみたい方は、2本以上隣接して植えた方がよいです。
これは、DNAが同一の花粉には反応せず実をつけないからです。
ちなみに雌雄はありません。

日本では開花と受粉の時期が梅雨に重なるので、花粉が流れてしまうことも多く、地植えの場合は、その年の気候によっては果実がつかない年もあるようです。

オリーブと神話〜平和 -木の名前の由来
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