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『オガタマノキ(招霊の木)-木の名前の由来』 モクレン科オガタマノキ属 神話の里の高千穂地方(宮崎)に多く自生し、町の木にも指定されているオガタマノキは、日本に自生(関東以西の暖地)するモクレン科では唯一の常緑樹である。 枝を神事に使うことから、よく神社に神木として植えられている。 本来、榊(サカキ)として神にまつる木は、オガタマ・サカキ・ヒサカキ・シキミなどが上げられますが、霊魂を招く依り代の木だから、本来はオガタマノキが榊(サカキ)として神にまつる木だったようです。 しかし、一般的には他の木の方が一般家庭には普及したようです。 たまに、この木をマガタマノキという人もいますが、それは間違いです。 ちなみに、マガタマとは古代の装飾品の一つで、三種の神器の一つにもありますが関係ないです。 そのかわり、古事記や日本書紀などの、日本神話のお話で「天照大神(アマテラスオオミカミ)の岩戸隠れ」に関係しますのでそのお話を。 昔、太陽の神アマテラスオオミカミが天岩戸(あまのいわと)に身を隠してしまい、国中が暗闇につつまれました。 神様達は、このままでは困ってしまうので、なんとかして、アマテラスオオミカミに出てきてもらう作戦を考えました。 そして、岩戸の前でパーティーを開きました。 パーティーの絶頂はアメノウズメノミコト(天鈿女命)がストリップ・ショーで、ヤンヤヤンヤの大賑わいとなり、これにはさすがに、外に様子が気になったアマテラスオオミカミが出てきました。 そして世の中は暗闇から太陽を取り戻した。めでたし!めでたし! というお話ですが、この時にアメノウズメノミコトが手にしていたのが招霊(おきたま)と呼ばれる木の枝だったそうです。 つまり、この話は神を招く祭りの原型と考えるならば、おわかり頂けるけるのではないでしょうか? なので、オガタマノキ(招霊の木)の由来は、枝葉を神前に供えて霊を呼ぶ神道思想の招霊(オギタマ)の転訛、この枝を神前に供えて心霊を招きたてまつることから。 他にもオガタマ(小香玉)、オガミタマ(拝魂)の転訛など諸説あるようです。 「小賀玉木」や「御賀玉木」「小賀玉榊」「小賀玉木蓮」「御賀玉樹」などの表現があり、呼称の多いのも特徴。 別名は、トキワコブシ、ダイシコウ。 ちなみに、学名のMichelia compressaのMichelia(ミケリア)は、19世紀のスイスの植物学者「Micheli 」の名前にちなみます。 オガタマノキの花は3〜4月頃、葉のわきに帯黄白色の芳香のある花をつけ集合果は、10月〜11月頃に赤褐色に熟します。(雌雄異株なので雌株は少ない) 昔、この実をかたどって「おがたま饅頭」として売り出した商売人がいらそうです。 現在ではこのお饅頭は延岡の郷土菓子「やぶれまんじゅう」として伝わり、親しまれている。 食べるといえば、珍蝶ミカドアゲハ(幼虫)が罰当たりにもオガタマノキの葉を食べるのですが、ミカドというので、天皇=神のことだから食べてOK? なんだと思っていると・・・。 この蝶の発見者であるL.H.リーチ氏が明治天皇に献名したことからこの名が付けられたそうです。 カラタネオガタマ(唐種招霊) モクレン科オガタマノキ属 別名:トウオガタマ バナナの木 同じ仲間にカラタネオガタマがありますので、こちらも少しご紹介。 名前の由来は、その名の通り、中国から江戸時代に渡来したオガタマノキ。 オガタマノキより木が低くく、花は白花と赤花があり。 オガタマノキとして園芸店なので売られているものも、カラタネオガタマが多い。 花の香りもオガタマノキより強く、バナナに似た強い香りがあることから、英名はバナナツリー(Banana Tree)(banana bush)と呼ばれる。 原産地中国では、含笑花(ガンシュウゲ)と書く。 |
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