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<<   作成日時 : 2009/04/02 13:19   >>

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辛夷or拳(コブシ)-木の名前の由来

モクレン科モクレン属
Magnolia kobus

♪コブシ咲く あの丘 北国の あぁ 北国の春 ♪(千昌夫)
で知られる、コブシ。
歌の方は先日、特集した「よりどりみどり北国の春」へどうぞ。

この歌の影響以前に、春に香りのある白い花コブシは春の花として古くから日本人に愛されてきました。
特に、農業では、この花が咲くと農作業を始める合目安ともされ、別名の由来となっています。
コブシが咲くと田植えを始めたことから「田打桜(タウチザクラ)」または「種蒔桜(タネマキザクラ)」とも呼ばれているのです。
他にも、ヤマアララギ、コブシハジカミという別名があります。
ちなみに、鹿児島県ではコブシが咲けばサツマイモを植えるとか。

確か桜も?田植えの目安でなかった?
と思われた方もいらっしゃるでしょうが、コブシもなんです。
画像


他にも、その年の天気予報的に、「上を向いて咲けば雨風が少ない」「横を向いて咲く年は風の日が多い」、「下を向いて咲く年は雨が多くて凶作」など。
結構、お年寄りが話す昔からの知恵?といいますか
こう言ったものって、科学的に根拠はないでしょうが、当たったりするもんですよね。
「漁師のパンツが湿ったら雨が降る」というのもありますし(笑)

コブシの由来は、拳の意味で果実(集合果)の形が握り拳(幼児の挙)に似てることからと言われています。
この実は、9月〜10月に熟すと袋果が裂け、赤色の種子を白い糸で吊り下げます。
属名のMagnolはフランスの植物学者P.Magnol(マグノル)にちなみ、種小名kobusは和名のコブシに由来します
つまり日本原産です。
画像

花のは中国原産のハクモクレンによく似ていますが、中国には自生していません。
ちなみに、日本では「辛夷(しんい)」でコブシと読みますが、中国ではこの言葉は木蓮(モクレン)を指します。
その関係でわかりにくいためか?
もうひとつ簡単な漢字で「拳(コブシ)」と表記する場合もあります。

モクレンよりもコブシに似ているのが「田虫葉(タムシバ 別名:ニオイコブシ)」という同じモクレン科モクレン属の仲間です。
最大の違いは、コブシは花が咲くと花の下に1枚葉が付くことで見分けることができます。
他にも、タムシバは萼(ガク)の長さが花弁の約半分で、花は純白、枝がまっすぐに斜上することで区別でき花の匂いもつよい。

コブシにも品種があり、低木のヒメコブシ(シデコブシ)などが有名ですが。
田虫葉(タムシバ 別名:ニオイコブシ)との交雑種と考えられる園芸品種「ワダスメモリー」は樹形が整うことから注目されています。

他にも、北海道と本州中部以北の日本海側に分布する、葉と花が大きな変種キタコブシや、
株から出た枝が地面を這って、土に接した部分から根が出る、コブシモドキ(ハイコブシ)(学名:Magnolia pseudokobus)は、
発見から1本しか野生種が見つからないため、野生種は絶滅したとされるなんかもあります。
絶滅はしましたが、徳島県の相生森林美術館をはじめとした数箇所で、当時の株から挿し木などで増やされたものが栽培されているようです。

最後に、コブシに関する平家の話を。
壇ノ浦で敗れた、平家が命からがら熊本の山奥に逃れた時のこと。
ある朝、まわりの山に源氏の白い旗が見えた平家の一党は、もはやこれまで、自害した。
しかし、その白い旗はコブシの花だったという話が残っているそうです。

この話は、自分たちの城が燃えていると勘違い自害した、白虎隊にも似てる気がします。
堀内孝雄/愛しき日々



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